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外用抗真菌剤 (日本語)

医師から外用抗真菌剤を処方された場合、それは以下のお薬かもしれません(リスト更新中):

クリームまたは軟膏

  • シクロピロクスオラミン
  • エコナゾール
  • ミコナゾール
  • クロトリマゾール
  • ケトコナゾール
  • ナイスタチン
  • テルビナフィン

液体

  • アモロルフィン
  • シクロピロクスオラミン
  • エコナゾール
  • トルシクラート
  • カステラーニ
  • クロトリマゾール
  • 硫化セレン

パウダー

  • クロトリマゾール
  • ミコナゾール
  • エコナゾール
  • トルシクラート

ペッサリーまたは膣錠

  • クロトリマゾール
  • イソコナゾール
  • トリコナゾール
  • エコナゾール
  • ナイスタチン

シャンプー

  • ケトコナゾール

抗真菌剤は何のために使われるの?

抗真菌薬は、真菌による感染症を治療するために用いられます。真菌は、皮膚・頭皮・手足の爪・膣・腸管に感染します。抗真菌薬は、患者の現在の皮膚の状態を診て処方されるお薬であり、他の人に与えたり、別の用途で用いたりしてはいけません。

外用抗真菌剤の使用方法は?

  • 外用抗真菌剤には、クリーム、軟膏、液体、パウダー、シャンプー、ペッサリーなどがあります。医師の指示に従い使用してください。
  • 効果を上げるために、最後まで治療してください。膣錠の場合は、症状が消えた後も1週間継続して使用してください。怠ると、再発する恐れがあります。
  • 膣の真菌感染症には、膣クリーム、膣錠、またはペッサリーがよく処方されます。

クリームと軟膏

これらは、皮膚の真菌感染症を治療するために用いられます。お薬を塗る前に、患部をきれいに洗ってください。患部全体にお薬を薄く塗り、薬の色が見えなくなるまで、優しく円を描くように塗り込んでください。特に指示がない限り、1日に1~2回塗り込んでください。

パウダー

  • パウダーは、足指または股間に散布する際に用いられます。1日に1~2回、抗真菌パウダーを患部に散布してください。抗真菌クリームを使用する合間にパウダーを使用してください。
  • 足に真菌感染症を発生した場合は、入浴後にしっかりと足(特に指の間)を乾かすことが重要です。

液体

患部に抗真菌液を塗り、完全に乾かしてください。1日に1~2回使用してください。

  • ネイルラッカー:週1~2回、手足・指先の患部に塗ってください。医師または薬剤師の指示に従い使用してください。
  • 身体の治療:治療を目的とする際は、原液を直接患部に塗ってください。特に指示がない限り、15分間そのままの状態にしてください。その後しっかりと洗い流してください。特に指示がない限り、1週間毎日続けてください。予防を目的とする場合は、週1で使用してください。
  • 頭皮の治療用シャンプー:濡れた髪にシャンプーを泡立て、5分間そのまま放置してください。その後洗い流し、もう一度繰り返してください。初めのうちは週2で使用し、その後必要に応じて、医師の指示に従い回数を増減していってください。
  • 硫化セレン:硫化セレンシャンプーを使用した後は、しっかりと髪を洗い流すことが重要です。洗い残しは、白髪を黄色やオレンジ色に変色させる原因となります。毛染めを使用する場合は、最低48時間の間隔を硫化セレンシャンプーとの間においてください。

ペッサリーまたは膣錠

  • これは経口薬ではありません。
  • 調剤ラベルの使用方法に従い、正しく使用してください。

膣クリーム

  • 医師または薬剤師の指示に従い使用してください。

お薬の適用を忘れた場合は?

思い出したら、すぐに適用(使用)してください。もし、次の適用時間が迫っていたら、忘れた分は使用せず飛ばしてください。忘れた分も使おうと必要以上の量を適用することは避けてください。

外用抗真菌剤の副作用は?

  • お薬適用後に、症状が悪化したり、患部に赤み・痒み・痛み・炎症が生じた場合は、医師に相談してください。
  • 灼熱感と刺激感(膣錠や膣クリーム使用後)。これらの症状が重い場合は、医師に相談してください。

副作用に対する予防方法は?

  • 目との接触を避けてください。
  • 過去に外用薬剤に対して何らかのアレルギー反応が出たことがある場合には、医師に事前に報告してください。
  • 妊娠中またはその予定がある女性は、膣クリームまたはペッサリーを使う前に必ず医師に報告してください。
  • 症状が改善されない場合は、医師に相談してください。

不安が生じたときは、医師または薬剤師に相談してください。

© 2009

クリストフスー (Christophe HSU) – 皮膚科医. ジュネーブ、スイス

全国皮膚センター (National Skin Centre). シンガポール

はじめに

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