Section : 従来の脱色剤 

ハイドロキノン酸・コウジ酸・グリコール酸

  • コウジ酸は、天然素材の化合物で、日本では健康に良いという観念から、食品添加物として使用されてきました(現在では使用中止)。コウジ酸は、真菌によって生成され、その化学構造はアスコルビン酸によく似ています。
  • コ ウジ酸の局所治療薬としての使用は、ホワイトニング効果があるとの研究が報告されています。特に、肝斑に関しては、コウジ酸とグリコール酸の併用は、ハイ ドロキノンとグリコール酸の併用と同様の効果あると報告されていますが、副作用の皮膚炎症が更にひどく出る傾向があります。一方、ハイドロキノン製品にコ ウジ酸を追加するとハイドロキノンの肝斑抑制効果が高まることが分かっています。ハイドロキノン・コウジ酸・グリコール酸の併用は、色素過剰症の効果的な 治療薬として使用されています。
  • 一時的な皮膚炎症が使用後数週間以内に副作用として現れることがあります。脱色の効果が見られるのは、使用から4~6週間後です。

ハイドロキノンに関する議論:ハイドロキノン(HQ)は、皮膚のホワイトニング作用を持つ抗酸化分子です。長年に渡り、局所的色素脱失薬として使用されてきました。臨床実験では、濃度3%のハイドロキノンを6年間使用しても、皮膚癌との関連性は見られなかったという結果が出ています。

参考文献

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Category : ハイドロキノン酸・コウジ酸・グリコール酸 - Modifie le 04.16.2013